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ショッピングモールの渋滞がなぜ発生するか構造的に分析

遊園地と位置情報ゲーム

見過ごされている「空いた時間と空間」の活用法

地方の遊園地が抱える3つの課題

  • 来場者数の減少傾向
  • 短い滞在時間
  • 「子どもが遊んでいる間、大人は手持ちぶさた」状態

大規模イベントやアトラクション新設はコストと人員の問題で頻繁には実施できません。今必要なのは「すでにあるものを、別の目的で活用してもらう」発想です。

静かなブームが続く「スマホで歩き回るゲーム」

ポケモンGO」「ドラクエウォーク」「モンハンNow」などのプレイヤーたちは、実際に歩きながら特定地点(スポット)を巡り、ゲーム内で情報収集やバトルを楽しんでいます。

彼らが求めているのは「理想的な歩き場所」

スマホゲームプレイヤーが日常的に抱える悩み

  • 公園は人混みで窮屈
  • 商業施設はスマホを見ながら歩くのに向かない
  • 街中は車も多くて危険

彼らが理想とするのは「広くて安全に歩け、休憩もできる場所」です。

遊園地がスマホゲーマーにとって理想的な理由

遊園地の特徴 スマホゲーマーにとっての価値
安全な広い歩道 歩きスマホができる(車の心配がない)
多くのベンチ・休憩所 長時間滞在しても疲れず、プレイが続けられる
飲食施設 軽食・水分補給を"ついで"に買いやすい
家族連れが来る導線 子どもは遊園地、大人は歩いてゲームという共存が可能
屋根や屋内エリア 雨の日でもプレイ可能

静かで安定したユーザー層

ポケモンGOなどの大ブームは落ち着きましたが、実は今も安定した層が毎週末プレイを継続しています。

特徴

  • 30代〜50代中心(=子連れの親世代と重なる)
  • 長期プレイヤーが多く、ルールやマナーを守る傾向が強い
  • 「居心地の良い場所を求める」「休憩時に飲食を購入する」実用的な消費者

具体的な提案:遊園地を"プレイフレンドリー"な場所に

実施するのはシンプルな4ステップ

  1. 園内の"スポット"を活用した回遊ルートの設計
  2. ベンチや休憩所をルート上に戦略的に配置
  3. スマホゲームプレイ歓迎エリア」の掲示
  4. 軽食や飲み物に「レベルアップめし」など親しみやすいネーミングを付ける

期待できる具体的な効果

  • 週末に"目的を持った"来場者増加
  • 家族連れの滞在時間延長(子どもはアトラクション、大人はゲーム)
  • 飲食・物販の自然な売上増加
  • 口コミやSNSによる「遊びやすい場所」としての評判形成

懸念点とその対策

不安 対策
歩きスマホの安全性 専用「周回ルート」の設定で行動を整理し、事故リスクを低減
収益性への疑問 ルート上に休憩・売店を配置し、"ついで買い"を自然に誘導
来場者間のトラブル スマホプレイ歓迎エリア」の明示で共存ルールを明確化
効果がない場合 掲示や案内の撤去だけで終了可能。初期投資が最小限で済む

まずは体験から始めましょう

実践ステップ

  1. スタッフの中から1名、週末にポケモンGOをプレイしながら園内を歩いてみる
  2. 実体験から「休憩ポイントの最適位置」「快適さの実感」を把握
  3. 「もう少しスポット増設が必要」と判断すれば申請を検討
  4. 合わないと判断すれば、すぐに中止も可能

小さく始めて、大きな可能性へ

この提案は壮大なものではありません。しかし、「既存の時間と空間を、もう少しだけ有効活用してもらう」ための、コストパフォーマンスに優れたアイデアです。

  • 大規模な投資なし
  • リスクもほぼなし
  • 1人のスタッフが歩いてみるだけで始められます

遊園地の新しい可能性を、ぜひ一度試してみませんか?


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