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「コメ不足」を数字で検証してみた - 日本の人口と米収穫量統計

最近、コメ不足や価格高騰のニュースをよく見かけます。本当にそうなのか気になったので、国の公式データから人口統計と米の収穫量を調べて、一人当たりどれだけ行き渡るのか計算してみました。 調べたデータ 人口統計は総務省のe-Stat、米の収穫量は農林水産省の作物統計調査から2015年〜2024年のデータを取得しました。

日本の人口と米収穫量統計(2015-2024年)

元号 人口(外国人含) 収穫量(主食用) 一人当たりの収穫量
2015年 平成27年 127,094,745 7,442,000t 58.6kg
2016年 平成28年 127,041,812 7,496,000t 59.0kg
2017年 平成29年 126,918,546 7,306,000t 57.6kg
2018年 平成30年 126,748,506 7,327,000t 57.8kg
2019年 令和元年 126,555,078 7,261,000t 57.4kg
2020年 令和2年 126,146,099 7,226,000t 57.3kg
2021年 令和3年 125,502,290 7,007,000t 55.8kg
2022年 令和4年 124,946,789 6,701,000t 53.6kg
2023年 令和5年 124,351,877 6,610,000t 53.2kg
2024年 令和6年 123,801,750 6,792,000t 54.9kg

意外な結果 計算してみて驚いたのですが、一人当たり年間50kg以上の米が収穫されています。 これを日割りにすると:

年間54.9kg = 1日約150g 月約4.6kg、週約1kg

実感と比べてみると... 週に1kgの米って、実際に食べきれますか? 茶碗1杯の米は約65g程度なので、150gは茶碗2杯強。毎日3食すべて米を食べても十分な量です。しかも、これは赤ちゃんからお年寄りまで全人口で割った数字です。 本当の問題は何なのか この数字を見る限り、物理的な生産不足でコメが足りないという状況には見えません。 確かに収穫量は減少していますが(2016年の749.6万tから2024年の679.2万tへ)、同時に人口も減っている(1億2,704万人から1億2,380万人へ)ため、一人当たりの量は十分確保されています。 価格高騰の原因があるとすれば:

流通の問題 輸出の増加 投機的な動き 政策的な要因 品質の良い米への集中

など、この統計には現れない要因の方が大きそうです。 これはもはや農林水産省の生産の問題というより、経済産業省が扱うような経済的な側面の問題ではないかと私は思います。需給バランスの数字上は問題ないのに価格が上がるということは、市場メカニズムや流通構造、経済政策の領域の話になってくるのではないでしょうか。 まとめ 「コメ不足」と言われているけど、国の公式データを見る限り、一人当たりの供給量は十分にある。価格高騰の原因は、単純な生産量不足以外のところにありそうです。 データで現実を見ることの大切さを改めて感じました。

データ出典

人口統計

農林水産統計

注記

  • 人口は外国人を含む総数
  • 収穫量は主食用米のデータ
  • 一人当たりの収穫量は年間kg単位

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