いつもこの道混んでる!早く広くしてよ。思ってもなかなかできない
前回の記事で書いた通り、道路を作るのはむちゃくちゃお金がかかるし、時間もすっごくかかるんです。
戦前に計画された道路がまだ開通どころか工事もしてない、土地も買ってないなんて、いっぱいあるんですよ。そこまで時間とお金がかかるんです。
計画から開通まで:20年〜50年(ザラ)
予算:1kmあたり数十億円〜100億円超
用地買収:地権者との交渉で数年〜数十年
「じゃあ道路増やせばいいじゃん」が簡単にできない理由、分かってもらえますかね?
じゃあ限られた道路を有効活用しよう!
そこで出てくるのがTDMとモーダルシフトという考え方です。
TDM(交通需要マネジメント)
要は「混んでる時間の利用は控えて、空いてる時間に使ってください」っていう話です。
身近な例
大きなショッピングモールで「ただいま道路が混雑しています。お時間に余裕のある方は、しばらくお待ちください」みたいな放送、聞いたことありませんか?
あの放送がまさにTDMなんです!
他にもこんな取り組み
時差出勤の推奨
大型商業施設の駐車場満車情報
工事車両の夜間通行
TDO(Transportation Demand Omotenashi)
ちなみに「おもてなし」が入ったTDOっていう言葉まであります。
内容は...まぁ、おもてなしです(震える)
具体的には、道路情報をもっと親切に提供したり、迂回ルートを案内したり、「お疲れさまです」的な気遣いを込めた交通管理のことです。
モーダルシフト
こっちは「バスに乗ってくださいね!」って感じです。
なぜバス?
バス1台で40人運べる
乗用車40台より道路占有面積が少ない
結果的に道が混みにくい
現実的な話
まぁ、いろいろ騒がれてますが、車1台1台に道路を通ってもらうのはインフラ維持にお金がかかるので、「バスに乗ってね」っていうのが本音です。
(やばい、誤解を生みそうな発言w)
具体例
駅前の駐車場を減らしてバス停を増やす
Park & Ride(郊外で車を止めて電車・バスに乗り換え)
BRT(バス高速輸送システム)
企業の送迎バス
ロードプライシング
混む時間に道路使用料金を上げようという考え方です。
海外の例
日本の現実
なぜか日本では料金を下げることがロードプライシングになってるんですが...理由は分かんないw
例:
深夜割引(夜中は高速道路が安い)
休日割引
ETC割引
本来の意味とは逆なんですけどね。
当然、これらにも調査が必要
TDMやモーダルシフトを実施するときも、前回の記事で書いたような調査を当然やります。
調査項目
時間帯別の交通量変化
バス利用者の行動パターン
料金変更による交通量の変化
代替ルートの交通量
利用者の満足度
実施例
「この時間帯にバス無料にしたら、車の交通量は減るか?」
「駐車場料金を上げたら、電車利用者は増えるか?」
「渋滞情報を詳しく流したら、時間をずらして出発する人は増えるか?」
わーーーー大変ですよね。
結局、みんなで我慢しながら工夫するしかない
新しい道路:お金も時間もかかりすぎる
TDM:時間をずらして使う
モーダルシフト:バスや電車に乗り換える
ロードプライシング:料金で調整する
どれも完璧な解決策じゃないけど、限られた道路インフラを有効活用するための知恵なんです。
まとめ
こう見たら、渋滞にハマってもちょっとはイライラせずに道路使えます...よね?
(小さく震えてます)
「あー、限られた道路をみんなで分け合って使ってるんだなー」
「新しい道路作るのは現実的じゃないから、工夫して使うしかないんだなー」
「調査する人たちも、少しでも改善しようと頑張ってるんだなー」
そんな風に思ってもらえると、交通関係者は喜ぶはずです。
では!またねー
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