駐車場の台数変更って、そんなに大変なの?
皆さん、イオンモールの駐車場って気軽に使ってますよね?でも実は、駐車場の台数を変更するだけでもものすごく大変な手続きが必要なんです!
今回、たまたま栃木県のWebサイトで見つけた「イオンモール佐野新都市」の駐車場変更届出を見て、そのすごさに驚愕したのでシェアします。
地図はこちら▶(外部リンク)
何が変わったの?
今回の変更内容はこちら:
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北側1階駐車場:769台 → 505台(▲264台)
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屋上駐車場:686台 → 670台(▲16台)
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駐車場総台数:2,289台 → 2,018台(▲271台)
理由は「余剰駐車場を有効活用するため(いわば開業したら思ったより駐車場使われてなかったから駐車場減らそう)」。約12%の減少ですが、手続きは全然シンプルじゃありません!
驚愕の提出書類リスト
駐車場台数を変更するだけなのに、こんなに詳細な情報を提出する必要があります:
基本情報
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店舗面積合計
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駐車台数(今回の変更対象)
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駐輪台数
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荷さばき施設面積
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廃棄物保管施設容量
運営情報
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開店時刻・閉店時刻
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来客駐車場利用可能時間
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駐車場出入口数
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荷さばき可能時間帯
計算根拠も超詳細!
必要駐車場台数の算出には、こんな細かい係数まで使います:
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店舗面積(千㎡)
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日来客原単位(人/千㎡)
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補正係数(総合スーパー用)
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ピーク率
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自動車分配率
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平均乗車人員(人/台)
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平均駐車時間係数
しかも今回は変更なので、実績値もきちんと載せて正当性を説明しています。
安全対策も抜かりなし
駐車場を安全に利用してもらうために、こんな対策も全部書類に:
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看板設置
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ガードレール
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ポストコーン(あの三角のやつ!)
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駐車待ちスペース
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交通整理(ガードマンさん)
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歩行者の安全確保(勝手に出入りできないよう植林まで!)
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夜間の歩行者安全対策
さらに地域への配慮も
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騒音対策
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街並みづくりへの配慮
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住民との接し方
ここまで考えているとは...!
関係機関との協議がハンパない
書類を作ったら、今度は関係機関との協議です。今回協議した機関がこちら:
栃木県庁(5部署)
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交通政策課
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道路整備課
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道路保全課
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都市整備課
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経営支援課
栃木県警察本部
- 交通規制課
栃木市(7部署)
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市民生活課
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環境政策課
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都市計画課
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交通政策課
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建築指導課
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道路河川課
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産業政策課
計13の部署と協議!すごすぎる...
住民説明会まで開催
そして最後は、イオンモール内で住民説明会まで実施。住民に寄り添った姿勢が素晴らしいですね。
まとめ:駐車場変更の舞台裏はドラマだった
普段何気なく「あ、駐車場が変わってる」と思うだけの変更の裏には、こんなにも多くの人が関わり、これだけ詳細な検討と調整が行われているんです。
大規模小売店舗立地法(大店立地法)という法律に基づいて、地域と共生するための仕組みがしっかり機能しているんですね。
次回イオンモールに行く時は、駐車場を見る目がちょっと変わりそうです。「この1台1台にも、きっとドラマがあるんだな...」なんて(笑)
※この情報は栃木県のWebサイトで公開されていた縦覧期間中の資料を基にしています。縦覧期間が終了すると非公開になるため、こうした舞台裏を知れる貴重な機会でした。
一応リンクは張っておきますが、縦覧期間が終了するリンク切れになると思います。
https://www.pref.tochigi.lg.jp/f03/work/kyoka/shigoto/documents/20250305170020.pdf
https://www.meti.go.jp/policy/economy/distribution/daikibo/downloadfiles/rittihou.pdf
栃木県の場合は、ホームページからここを辿っていくとどのような大きな店舗の計画や変更があるか分かりますよ!
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