――出入口の構成しだいでは「かなり混む」――
長崎県諫早市で計画が進む大型商業施設
「ゆめタウン諫早(仮称)」。
島原道路・長野インターチェンジ(IC)に近接する立地、
約18ヘクタールという広大な敷地、
そして約3,600台という地方最大級クラスの駐車場規模。
これだけ条件がそろうと、気になるのはやはり
「開業後、周辺道路は渋滞するのか?」
という点だ。
結論から言えば、
駐車場の出入口配置しだいでは、週末を中心に渋滞が発生する可能性が高い。
以下、理由を整理する。
■ 施設概要
「ゆめタウン諫早(仮称)」は、
諫早市北部、島原道路沿いに建設中の大型ショッピングセンターである。
- 敷地面積:約18ヘクタール
- 建物:5階建て(うち店舗は3層)
- 映画館あり
- 駐車場:約3,600台(無料)
商圏は諫早市内にとどまらず、
佐賀県の鹿島市・嬉野市・武雄市方面まで含む約50万人規模。(報道より)
年間来客数も約1,000万人規模が想定されており、
長崎県内でも最大級の集客施設になる可能性がある。
■ 周辺道路の状況
● 北側:一般国道57号
施設の北側には、
一般国道57号が東西に走っている。
- 車線数:片道1車線
- 24時間交通量:約38,800台(推定)
- 混雑度:1.12
- 朝夕旅行速度:約30km/h前後
信号の多い、いわゆる「普通の国道」であり、
実効的な処理能力は1時間あたり700台前後と考えられる。
● 西側:諫早外環状線(高規格道路)
一方、西側には
諫早外環状線(信号なしの高規格道路)が接している。
- 車線数:片道1車線
- 24時間交通量:約8,000台
- 混雑度:0.81
- 昼間旅行速度:40~50km/h台
こちらは信号がないため、
1時間あたり1,800台程度の通行が可能と見てよい。
■ 問題は「駐車場の出入口」
この施設が混むかどうかは、
駐車場出入口の設置場所がすべてを左右する。
イメージ図などを見る限り、
北側の国道57号沿いには、ほぼ確実に出入口が設置される。
もし、
- 国道側の出入口がメイン
- 高規格道路側から直接入れない
という構成になった場合、
3,600台規模の駐車需要を、片道1車線の国道で処理することになり、
週末の大渋滞はほぼ確実
となる。
■ 渋滞を回避できる可能性
一方で、
が設けられれば、話は大きく変わる。(イメージ図ではこの道路がハッキリ見えなかった。)
国道57号とは別ルートで車を流せるため、
- 国道側の負荷を分散
- 入庫待ち渋滞の発生確率を大幅に低下
させることができる。
ここが、この計画最大の注目ポイントだろう。

■ 鉄道アクセスは期待しにくい
最寄駅は JR小野駅。
- 距離:約1.1km
- 1日平均乗降客数:約304人
徒歩では15分前後かかり、
利用者数も少ないため、
鉄道中心の集客は現実的ではない。
この施設は、
完全に「車来店前提」の商業施設になると考えられる。

■ 高速道路・ICの位置関係
少し分かりにくいが、
有料道路としての最寄りICは長崎自動車道・諫早ICである。
- 諫早IC →(長崎道)→ 高規格道路(島原道路)
- その先が 長野IC
という構成で、
実質的な最寄り出入口は長野ICと考えてよい。
この点は、
「高速ICから遠い」と誤解されやすいポイントでもある。
■ まとめ
なお、開業延期が報道されており、
今後の計画変更で交通計画が見直される可能性もある。
最終的な評価は、
「どこに、いくつ出入口を作るのか」
その一点にかかっている。
■ 施設データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 【建設中】ゆめタウン諫早(いさはや) |
| 都道府県 | 42:長崎県 |
| 運営会社 | イズミ |
| 敷地面積 | 約90,000㎡ |
| 賃貸面積 | 約48,000㎡ |
| 店舗階数 | 3 |
| 専門店数 | 約200店 |
| 開業日 | 建築中(延期報道あり) |
| 映画館 | あり |
| 駐車台数 | 3,600台 |
| 駐車料金 | 無料 |
| 最寄駅 | JR小野駅 |
| 距離 | 約1,100m |
| 乗降客数 | 約304人/日 |
| 最寄り高速 | 長崎自動車道 |
| 高速IC | 諫早IC |
| 実質最寄IC | 長野IC(島原道路) |