イオンモール草津の車でのアクセスを一言で表すなら、「渋滞対策は非常に徹底している。ただし、徹底しすぎて運転手が戸惑う」。 このジレンマを紹介していきます。
立地条件:2つの幹線道路が立体交差する特殊な場所
イオンモール草津は、琵琶湖の南東、近江大橋の東側に位置しています。

近江大橋のスペック
- 片側2車線の主要幹線道路
- 琵琶湖を東西に結ぶ重要ルート
- 混雑度:0.86(やや混む程度)
- 朝夕旅行速度(下り):18.6 km/h
- ※公開データ後に橋の無料化実施。無料化前のデータのため、現在は交通量・混雑度ともに増加していると推測されます
湖岸道路のスペック
- 店舗西側を琵琶湖沿に走る片側1車線の道路
- 混雑度:0.93(やや混む程度)
- 朝夕旅行速度(下り):44.0 km/h

立地の最大の特徴
この2つの道路は立体交差しており、交差点がありません。代わりに、この立体交差点から少し離れた場所に、 2つの道路を行き来できる連絡路があります。その道は、イオンモール本館を取り囲むように設置されています。

駐車場の構成:4,400台を収容する複雑な構造
駐車場の配置
本館エリア - 本館を取り囲む平面駐車場 - 店舗4階・5階・屋上階の立体駐車場
スポーツ館エリア
- スポーツ館を取り囲む周辺駐車場
- 店舗屋上駐車場

その他 - 本館から道を挟んで北側に小規模駐車場
これらの駐車場は3箇所のアンダーパスを通じて行き来できる構造になっています。

駐車場の容量と混雑状況
- 総台数:4,400台
- 一時的な満車はあるものの、1時間以内に解消(2026年1月11日,12日に日中一時間以内の満車時間あり。年始バーゲンの2026年1月3日は全満車時間無)
- やや不足気味ではあるものの、回転を前提とすれば現実的な台数
混雑傾向 - 満車になりやすい:本館周辺の平面駐車場、本館4階駐車場 - 比較的空いている:本館屋上駐車場
「渋滞対策」はほぼ満点
1. 完全左折化システム
すべての出入口が左折イン・左折アウトに統一されています。
近江大橋方向へ向かう車も、高速道路のインターチェンジのような立体交差で、右折せずに駐車場に出入り可能。これにより対向車線を横切る右折待ちが発生せず、交通流がスムーズです。

2. 長い減速レーン
近江大橋は速度が落ちないまま施設に到達するため、約100mの長い専用アプローチレーンを設置。ここで十分に減速してから駐車場へ入ることができます。
3. 分散処理システム
- 入口は10箇所
- 3箇所のアンダーパスで敷地内を自由に移動
- 一度敷地内に入れば、一般道を使わずに目的の駐車場へアクセス可能
「利用者」目線では問題が…
問題1:自分がどこにいるか分からない
- 10箇所もある入口(どこから入ったか覚えにくい)
- 本館とスポーツ館の2棟構成
- 3箇所の屋上駐車場スロープ
- 3箇所のアンダーパス
これらが複雑に絡み合い、自分の現在地が把握しづらい構造になっています。
問題2:左折システムの罠
左折イン・左折アウトのデメリットとして、入ってきた入口から出ると逆方向に出てしまうという問題があります。
一般的な駐車場では「来た道を戻る」感覚で出庫できますが、ここでは逆向きに出てしまうため、正しい方向に出るにはアンダーパスを使って反対側の出口を探さなければなりません。
問題3:周りの道路の速度が出ている
近江大橋も湖岸道路もスピードが出やすい作りです。 初めて来る人もその速度に合わせて走行してます。高速で走行しながらイオンモールの入り口を判断し、進入路に入る必要があります
ジレンマの本質
イオンモール草津が抱えるジレンマは、渋滞させない対策と利用者の負荷のトレードオフです。 一方をとると一方が疎かになります。
利用者の負荷は何度も来店すると慣れで使いやすくなりますが、それでも「初めての人には不親切」となっています。
イオンモールの対策
イオンモールも対策しています 1.見やすい駐車場マップをWEBサイトで表示
ここまで詳しいMAPはなかなか見れません。(近江大橋の料金所がMAPには残ってますが無料化されてて現在は無しです)
2.駐車場の利用状況をリアルタイムで表示
イオンモールのトップWEBサイトに表示されています。 イオンモール草津公式ホームページ
意外と、渋滞情報の場所が分かりにくい施設が多いのですが、この施設は見やすいトップに表示してます。
施設側も、「利用者の戸惑い」は意識しているようで、できる限りの情報を先に与えてくれてます!
現地ロケの時に撮った写真で余ったやつです。てくてく編、、、 イオンモール草津をてくてく歩いてみた - askchatのブログ
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