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ショッピングモールの渋滞がなぜ発生するか構造的に分析

アウトレット木更津の渋滞の原因は「何」なのか(レイヤー3:巨大交差点)

アウトレット木更津の渋滞解説記事

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レイヤー3:巨大交差点という“青信号の壁”

今回はアクアラインという構造物が実は交通の壁になってしまう現象である。 アクアラインの下は一般道路として開放されている。 この一般道路の構造が、

  • 中央分離帯が非常に広い
  • 交差点面積が大きい
  • これが約2km区間に3つ連続(金田IC直後に巨大交差点が3連続する)

という特殊な道路構造が存在します。

一見すると「大きい=スムーズに通行できそう」ですが、実際には逆に渋滞の原因になっています。


理由:巨大交差点は青信号が短くなる

1:全赤時間が長くなる

次の信号パターンに移る前に、一度全ての信号を赤にして交差点内の車を逃がす時間。 があります。 交差点が大きいほど、この時間が長くなる。

→ その分、青信号の実効時間が削られます

2:信号パターンが細分化される

中央分離帯が極端に広いため、

  • 右折後、中央分離帯を越えた先に「別の信号」が存在
  • 右折待ちレーンの左右に、反対側から来た右折車が並ぶ構造

となり、交差点内で車線同士が干渉しやすくなります。

これを防ぐために

  • 右折専用フェーズ
  • 矢印信号
  • 時差式制御

などが増え、 1サイクルあたりの青が細切れになってしまう

中央分離帯が大きい交差点のパターン

3:歩行者横断時間が長い

交差点が広いほど、歩行者の横断に必要な時間も延び、 これも車両用青信号の短縮要因になります。

歩行者が渡り切れず車が来たら危険です

約2kmにわたる「赤信号の壁」

川崎側から来て

この中に、 青が短い巨大交差点が3つ連続します。この2キロの間にアンダーパスなどが無く平面で交差します。

1信号のサイクルで捌ける車の数なら問題は無いのですが、 サイクルから溢れる車が発生が始まると、

  • 1つ目で詰まる
  • その渋滞が2つ目に波及
  • さらに3つ目で完全に滞留

という連鎖詰まりが発生し、 「壁のように突破できない状態」が形成されます。

国土交通省の2024年GWの混雑状況を入れ込んだ地図から壁が非常に分かります。

アクアライン周辺の2024GWにおける渋滞状況
出典:国土地理院ウェブサイト(https://maps.gsi.go.jp/

地図のポイント

アクアライン周辺で通常時の1割利用者増 ・アクアラインの下の道路がGW期間3日以上混雑

「西側の街と東側の街(アウトレット側)を2キロに渡り壁場に分断してしまいます。」現象が可視化されています。

対策:利用者が取れる対策は限定的

この区間は構造的ボトルネックであり、 実際、アウトレット公式でも

  • この区間の混雑時は
  • 一度南側の国道16号へ大きく迂回して壁を回避するルート

が案内されています。

出展:公式のHPより アクアライン混雑時のお帰り推奨ルートのご案内 アクアライン混雑時のお帰り推奨ルートのご案内 | 三井アウトレットパーク 木更津

よく見ると、アクアラインへ行く道が赤色で、壁に見えますね!


レイヤー3(巨大交差点)の結論

アクアラインの高架下での「大交差点」が原因で、しかも連続する約2km区間の3か所すべての信号が大交差点でいう構造的ボトルネック**によって渋滞がさらに悪化しています。

この“青信号の壁”が一度形成されると、 渋滞は自然には解消しにくく、 結果として長時間の滞留が常態化します。

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