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【現地調査レポート】国道168号線 平群町区間の交通環境を歩く(2新商業施設周辺の交差点密集区間)

注目ポイント(2):新商業施設周辺の交差点密集区間

全体像

前の記事の続きです。

1回目(前回)

【現地調査レポート】国道168号線 平群町区間の交通環境を歩く(1道の駅前〜旧国道合流まで) - asklib

2回目(いま)

【現地調査レポート】国道168号線 平群町区間の交通環境を歩く(2新商業施設周辺の交差点密集区間) - asklib

3回目

【現地調査レポート】国道168号線 平群町区間の交通環境を歩く(R168と大阪行き裏道との分岐まで)) - asklib

総括 【現地調査レポート】国道168号線 平群町区間の交通環境を歩く(総括) - asklib

前記事の注目点(1)から約200メートル南下すると、東側に大型の商業施設が建設中である。オープン時期は2025年7月予定。 商業施設に入るための切れ込みが作られている。開口部や道幅が狭い感があり、ここは解放しない可能性がある。

写真①

①新商業施設の道路から店舗への切り込み

新たな信号機が設置されつつあり、運用開始は施設のオープン時期に合わせると推測できる。

写真②

②新しい信号

新しい交差点は北方面から左折レーン、南方向から右折レーンがを付加し店舗方向からは一車線になる。 個人的にはこの1つの交差点に新商業施設からの車の出入りが回されると想像できるが、1車線で足りのかが気になる。(もちろん計算されているので出れるのであろうが)

写真③

③新店舗側から国道側の写真

なお、商業施設開業で懸念されるのは、東側の住宅地側の南北を結ぶ生活道路を抜け道として利用しようとする車両の発生である。該当する道路は幅員4メートル未満、かつ線形も悪く、安全性の観点から生活道路としての役割を逸脱する可能性がある。 その生活道路への流入対策のためか、舗装で道路を補足見せかけているように見える、ただしさらなる流入対策の提案としてせめてポールなどを設置により、さらに速度を出せないしてはどうか。

写真④

④生活道路への流入対策

信号から南側にいくと、おそらくバス停になるような構造が観られた。

写真⑤

⑤バス停になるような構造

その南約30メートルの位置には従来はなにもおそらく農道が東か側から国道へ信号なしで合流していたが、どうろそのものが廃止されている。 これは安全上思い切った決断である。

写真⑥

⑥廃止された道路

その南約70メートルの位置には既存の信号交差点があり、西側の駅方面からの道路が接続している。 さらに30メートルも進まない位置に次の信号が存在しており、非常に短い信号間隔となっている。なお、この信号間には中央線が引かれており、右折車は進路変更に制約を受ける構造となっている。

⑦信号間が約30m

歩行者横断が国道を横断する際、北側の信号には横断歩道が設置されておらず、南側の信号(その北側に横断歩道がある)まで誘導される形となっている。これにより、駅からの歩行者は最短経路で横断できず、実質的に往復60メートルほどの余分な移動を強いられる構造となっている。

写真⑧

⑧横断するには遠回り

ただし現地確認によれば、南側信号について「2025年7月以降は左折専用となり信号廃止」との看板が設置されており、同時に横断歩道の移設などが行われる可能性が高い。(北側信号の南側に歩行者専用信号の設置工事が進んでいる) 写真⑨看板

⑨交差点廃止の案内図
写真⓾歩行者用信号準備も見える

また、商業施設の建設に伴い、従来の農道的な小道は廃止されており、代わりに北側に新設される信号を起点とする進入路が運用されると考えられる。

写真⓾歩行者用信号準備も見える

⓾歩行者信号設置準備

写真⑧改

写真⑧改 横断歩道の場所を移設し歩行者導線を短く

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