【雑記】本編の裏側と妄想メモ:イオン堺鉄砲町の開発経緯を読み解く
本編ありがとうございます!(自分で言う) こちらの記事から入ってきた方、ぜひ本編も見ていってくださいね。
さて、イオンモール堺鉄砲町のあの謎導線&アンダーパスの背景って何なんだ?という疑問から、いろいろ資料を漁ってみました。 正直、根拠はやや薄めで妄想も多分に含まれていますが(笑)、交通計画や開発プロセスに興味ある方に刺さると嬉しいです。
まず全体として:地域密着&エコがめっちゃ押されてる
どの資料を見ても「環境に配慮」「地域と共生」みたいなワードが踊っています。
わたしにとって両方とも特に興味が……いや違う、大切な持続可能性のために、イオンは本当に取り組んでらっしゃるんですね!(目線を逸らしながら)
配慮計画書(概要)より
『イオン堺鉄砲町ショッピングセンター(仮称)開発事業』に係る配慮計画書を読むと、交通面の構想がすでに見えてきます。
さらに、この段階では阪神高速大和川線がまだ未完成。 それでも「鉄砲ランプが完成する前提」で将来交通量まで想定して計画してるの、すごく未来的。
そして驚くべきは、
「生活道路を利用する必要もありません」
という文言。……ノーコメントでw

阪堺線

アンダーパスはどこから登場した?
この時点ではまだアンダーパスの存在は確認できず。 出入口設計も、まだまだ固まっていない様子。
でも、
「警察や道路管理者との協議に基づく方針を基本とし…」 という文面から察するに、だいぶ早い段階から行政ががっつり関わってる様子。
→ アンダーパスのアイデアは、あとから生えたというよりは、警察が“漏れないように”指導した結果として芽生えたものっぽいですね。
💡 空間形成について
いくつか記載されていますが、相関あるのか謎な項目もチラホラ…
- 緑化パーキング(交通円滑化と関係ある?)
- 赤レンガ交流広場(もはや、交流広場って交通なのかな、交流って書いておけば良さそう感)
ただ、 七道駅のゲート広場構想や南北プロムナード整備は完璧に実現されててすごい! → 実地調査済みで、癒されすぎて別記事にしてます↓
イオンモール堺鉄砲町の隠れた癒し空間|小川と歴史建築の穴場スポット - asklib
アンダーパス、実はかなり初期案からありました
一部資料(平成23年度~25年度)を見ていくと、アンダーパスは意外と初期段階から検討されていた様子。 出入口配置も今とほぼ同じ。建物のレイアウトはその後けっこう変わったみたいですね。
あと、当初は駅へのデッキが存在しなかった! 現在の姿と見比べると、こういう変遷が見えてくるのも楽しい。
道路拡幅とイオンのお財布事情(妄想)
国道26号の拡幅、南側市道の拡幅も資料に記載。 これって、イオンの持ち出しなんですかね? (ちゃんと記載されてるかは不明)
ただ、交通量調査や時間帯別の細かいシミュレーションはイオン主導で行ってるっぽく、 → 結構がっつり公共インフラとセットで開発してるのがわかります。
駅とイオンを結ぶデッキ、ようやく登場
最終段階の環境影響評価資料では、あの立派なデッキが図面に登場。 → 実際の完成形もこの図面どおりなので、ここでようやく確定して工事に入ったっぽい。
来店者の交通手段とアンケートの罠
→ 堺北花田の事例で「想定より車が多かった」と追及されてるっぽいですね。 その反省が鉄砲町に生きてる……ということでしょう。
ちなみに、 「イオンでは1~2年に1度、来店調査(アンケート)を行っています」
私はというと――
某店舗(イオン系ではない)で、逃げても逃げてもアンケート係さんに追いかけられ、仕方なく答えた結果……
「毎月1回利用してます!(本当は初来店)」
「来た手段:電車!(本当は車)」
みたいな適当回答しちゃってすみませんでした。
皆さんはちゃんと答えてくださいね!(土下座)
🎯 総じて:未来を読むのは難しい
最後に一言。 都市開発って本当に、多くの想定と多くの誤算と少しの奇跡でできてるんですね。
いろいろすったもんだあったとしても、 今こうしてモールがオープンして賑わってること、それ自体が一つの“都市の成果”なのかなと。
他の施設も分析してます。こちらも見てね!
