これは一つ古い記事です。現在は5Rってやつみたいなので、こちらをご参照ください。
🏷️ 3R(スリーアール)って、なんか変じゃない?
私たちは小学校や企業の広告で、よくこう教わります。
Reduce(リデュース)
Reuse(リユース)
Recycle(リサイクル)
https://www.3r-suishinkyogikai.jp/intro/3rs/
一見、これが環境に優しい行動の基本。
でも、ちょっと考えてみてほしいんです。
たとえば、
🧥 毛玉だらけの服をずっと着てる
📱 古いスマホを壊れるまで使う
💻 ボロボロのパソコンを騙し騙し使い続ける
こういう行動って、一番エコじゃない?
でも、これらはどのRにも入っていません。
🤷♀️ 使い切るって、一番エコなのに3Rにすら入らないのはなぜ?
🚫 捨ててない → リサイクルじゃない
🚫 誰かに譲ってない → リユースじゃない
🚫 すでに買ってしまってる → リデュースじゃない
つまり、「壊れるまで使い続ける」という究極のエコ行動が、どこにも分類されていない。
実は、そこにこそ3Rの違和感があります。
📊 なぜ"本当にエコな行動"は評価されにくいのか?
1️⃣ 数字にできない
📈 リサイクルは「◯トン再資源化!」とPRできる。
❌ でも「この人はスマホを6年使いました」なんて記録されません。
2️⃣ 経済が回らない
💰 物を買わなければ、売上が減り、雇用も税収も減ります。
😓 だから企業も国も「本当のエコ」は推奨しにくい。
3️⃣ "かっこよく"ない
📸 古いものを使い続けるのは、SNS映えもしないし、オシャレとも言われない。
😞 むしろ「貧乏くさい」とされがち。
🛍️ 「自然のために買い替えよう」というCMの不思議
一方で、街にはこんな広告が溢れています。
🚗 「自然のために電気自動車を!」
☀️ 「環境のために太陽光パネルを!」
👕 「サステナブルな服で、地球にやさしく」
🏢 「エコな未来へ、我が社とともに!」
でも、よく見れば全部「買ってください」というメッセージ。
本当に"自然のため"なら、買わないのが一番なのに。
目の前ではエコに見える。
でもそれって、「環境によさそうに見える何かを売る」ためのラッピングかもしれません。
📉 といいつつ、本気で"買わない"社会になったらどうなる?
じゃあ逆に、みんなが本気でこうしたら?
✅ 服も家電も限界まで使う
✅ 新品はなるべく買わない
✅ 修理しながら生きる
それって最強にエコです。
でもその先には、こんな現実が待っています。
❌ モノが売れなくなる
❌ メーカーが困る
❌ 働く人が減る
❌ 税収が減る
❌ 国は増税するしかなくなる
つまり、環境にいいことをしすぎると、経済が止まるんです。
🎭 エコと経済は、じつは両立していない
だから現実社会では、
🎯 「本当のエコ」を言い過ぎず、
🎯 「ちょっとだけ環境に良さそう」なものを、
🎯 「オシャレに包装して」売る
そんな絶妙なバランスで回っています。
✅ 本当に環境に優しいのは、誰にも褒められない"日常の選択"
👔 古くてダサくても、まだ着られる服を着る
🔧 スマホのバッテリーがヘタってても、修理して使う
🤔 新しいものを買う前に、「ほんとに必要?」と立ち止まる
これらは、広告にもニュースにもならない。
でも、数字に出ない本当のエコは、そういう"地味な行動"の中にあります。
🌍 提案:「3R」の前に「持ち続ける、使い切る」を置こう
今の3Rにはないけど、一番大事な行動。
それは 「持ち続ける、使い切る」。
🆕 新しい0R
持ち続ける、使い切る
1R: Reduce(リデュース) → ムダを減らそう
2R: Reuse(リユース) → 繰り返し使おう
3R: Recycle(リサイクル) → 資源として再利用しよう
新しい 「持ち続ける、使い切る」として、これをすべてのRの前に置いてもいいんじゃないでしょうか。
🧩 まとめ:この世界のエコは、ちょっとだけズルくて、ちょっとだけ正しい
💭 本当のエコは、社会にとっては都合が悪い
💭 本気でやると、経済が壊れてしまう
💭 だから「買って、でもちょっとエコ」くらいで止めてある
でも、私たちはもう気づき始めてる。
一番環境にいい行動は、オシャレでもかっこよくもなくて、
誰にも見つからないところで静かに行われているってことに。
🌿 あなたの身の回りにある「本当のエコ」は何ですか?