最近なんか、新聞が読みづらい。テレビの字幕もぼやける。でもスマホだけはやたら見える。
「あれ?なんで??」と思っていたところに出会ったのがこの本。川本晃司さんの『スマホ失明』(かんき出版)です。
タイトルはちょっと怖い。でも、読んでみたら…「これ、私のことじゃん!?」ってゾクッとしました。
読みたくなった理由=目の"変な違和感"の正体が知りたかった
最近、焦点が合いにくくなってきていて、新聞が読みにくいし、テレビの文字もぼやける感じがする。でもスマホだけはよく見える。なぜか快適。
この「なんか変」な違和感の正体が気になっていたところで出会ったのが、この本でした。
子ども向けの警告?いやいや、大人にも響く内容!
この本は、スマホを長時間使っている子どもたちへの警鐘、そしてその親御さんへのアドバイスという側面が強い印象でした。
…が、大人の私にもガッツリ刺さりました。というか、むしろ今の私に必要な話だったかも。
特に印象に残ったのはこの言葉:
「近視をなめてはいけない。一度近視になると進行しやすく、大人でも同じ。」
※本書によると、近視が進行すると眼軸(目の奥行き)が伸びる変化が起こり、様々な眼疾患のリスクが高まる可能性があるそうです。ただし、進行を抑制するための対策や治療法もあるとのことなので、早めの対処や専門医への相談が重要なんですね。
「1日2時間」って、正直ムリ。でも…
本の中で「1日2時間は屋外で過ごしましょう」とあり、思わず「いや、それ無理ゲーw」とツッコミ入れました。これ、まさしく私w
でも、ありがたかったのがこの一文。
「1週間で14時間でもOKです」
え、週単位でいいの!?と、かなり救われた気持ちになりました。週末に公園でゆっくり散歩でも十分。それならできるかも。
この"ちょっとゆるい感じ"が、私みたいな人間にはすごくありがたかったです(笑)
要はこういうこと(※私なりの理解)
本には専門的な内容もたくさんありましたが、私なりにざっくり整理すると:
- 近視は放っておくと進行し、将来的に様々な眼疾患のリスクが高まる可能性がある
- スマホは「見やすいからこそ」長時間使ってしまいがち
- 視力への影響は子どもだけじゃなく、大人も注意が必要
- 対策として「1時間ごとに20秒ほど、6メートル先を見る"20-20-20ルール"」が紹介されている
(※20-20-20ルール=20分ごとに20秒、20フィート(約6m)先を見る、という目の休憩法だそうです)
眼科での「聞き方」が変わるかも
この本でもうひとつ印象に残ったのがこのアドバイス。
「先生、どうしたらいいですか?」ではなく「先生は、どう対策してるんですか?」と聞く
なるほど〜と思いました!実際にその道のプロが「自分でやっていること」って、すごく参考になるし、リアルなんですよね。今度、眼科に行ったときはこの聞き方をしてみようと思います。
「日本近視学会・近視研究会」がすすめる7つの予防習慣も参考になりそう
本の中に紹介されていた、近視予防のための7つの習慣(https://myopia.jp/prevention/)もすごく実践的でした。
こういう「ちょっと気をつけること」なら、生活の中に取り入れられそう!
まとめ:今見えているものを、これからも見続けるために
この本は「スマホやめろ!」と怒ってくるタイプの本じゃありません。むしろ、「今のまま何となくスマホを使い続けていると、気づかないうちに大切なものを失うかもよ?」という、やさしい警告の本でした。
私のように「スマホは見えるけど、他が見づらい」という違和感がある方には、ぜひ一度読んでみてほしいです。もちろん、気になる症状があれば眼科での相談もお忘れなく!
📚 書籍情報
『スマホ失明』川本晃司 著
かんき出版 / 2022年12月21日発売
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